本日は月曜日。タイガースは移動日だ。僕は先週金曜日にたくさん仕事のやり残しがありながらも、そそくさと夜の街にでかけて、居酒屋に入り浸っていた。結局今朝は、先週のまとめ作業をやる為に通常より早めに家をでた。通勤路の甲子園球場外周にはもう、高校野球のバナーやのぼりが飾りはじめられていた。今年も夏まっただ中だなーと改めて感じた。
さて、7月31日時点で首位と10ゲーム差。広島にけが人が続出という事態でもない限り、タイガースの優勝は難しい。まずは2位をしっかりとものにして、甲子園でクライマックスシリーズを戦いたい。プレーオフをホームで2試合やるだけで、きっと球団の売上も1億近く変わってくるだろう。ただ、プロ野球に限らず興業という業種は、多分変動費が大きいだろうから、2試合売上が増えても利益率はそんなに良くないかもしれないけど。
とにかく、ホームでプレーオフを戦う→売上増→設備投資や備品、補強費に回すお金ができるということだ。チーム強化にはお金が必要だ。
で、2位確保を狙うということはつまり、優勝は改めて来期に目指すということだ。
なんだか矛盾するようだが、今シーズンの残り試合は来期に向けた戦いでもあるということだ。
今シーズンこれまでの検証に基づき、今から来期の計画をを策定する。8月~9月の2ヶ月間は、その計画に基づいた戦い方をシミュレーションするべきではないか、と考える。
具体的には…僕のようなど素人ががまず考えるのは、スタメンオーダーを来期仕様にすること。
大きな幹は変わらないと思う。上本選手、鳥谷選手、糸井選手、ロジャース選手を中心にしたスタメン構成となるはずだ。(福留選手は毎日試合に出ることはないと、金本監督は既に明言している。)
とはいえ、野球は「強いチームは、センターラインが強固だ」とよく聞く。
あれ、センターラインにいるさっきの4選手は上本選手だけじゃないか!
やはりセンターとショートを固めなくちゃいけない。これは鳥谷選手が昨年不振に陥ってからタイガースの課題だったと思う。
でも、今年活躍してきた糸井選手と糸原選手がけがで離脱。あるいは今年活躍する予定だった北條選手、髙山選手は不振でベンチ要員に甘んじている状態。
来季に向けたセンターラインの固定なんか無理じゃないか…。
だが、ここにきて大和選手と俊介選手といった中堅層が大活躍。僕はこの2名を中堅とショートに固定して今シーズン残り試合に起用していくのが良いんじゃないか思う。ここ何試合かの成績で、誰もが納得すると思う。あと、大和選手と俊介選手は、足がめっぽう速いので、足を使った攻撃のシミュレーションにもってこいだ。
そりゃ、超変革の象徴であった髙山、北條、原口の3選手がバリバリやってくれてたら、言うことなしだった。
でも、若手全員そろって右肩上がりに成長することなどあり得ない。広島だって、「田中菊丸誠也」の4選手がそろって活躍しているのは、昨年からじゃないか。
民間企業の職場でも一緒だ。2,3年目から担当を持ち、自分の予算や数字をもっても、やっぱり一人じゃ周しきれない若手がほとんどだ。なので、先輩がフォローにまわる。僕も若いころはたくさん助けてもらったし、主任、係長時代は若手のフォローもよくやったものだ。
大和選手と俊介選手に期待するのは、そんな役割だと思う。
けど、プロ野球の世界がサラリーマンと決定的に違うのは、
「数字は出場した選手のもの。そしてその数字がお金になって返ってくる」
「数字が出ない人は、陶汰される」
弱肉強食の野球社会。先輩のフォローなんて優しいもんじゃない。生き残るかどうかの勝負なんだろうな。
なんとか髙山、北條、原口の若手3選手が(それ以外の選手も。個人的にこの3選手が好きなだけでして…)、今後活躍できますように!!