2018年4月2日月曜日

2018年開幕!!


いよいよプロ野球が開幕だ。

 

しかし毎年のことだが、我らがタイガースは開幕していきなりアウェイの戦いを強いられる。

 

甲子園で選抜高校野球が行われているからだ。

 

僕が住む甲子園球場界隈は、それはもう連日全国各地から出場校の応援にくる人たちでにぎわっており、また春休みということもあって、ららぽーと甲子園なんかは平日昼間でも混雑しているようだ。しかし近隣住民として困惑、迷惑するようなことはなくむしろ賑やかで良い。また、爽やかな高校生たちに心洗われたりもする。

 

やはり高校野球は良いものだ。

 

近年、甲子園に出場する高校は、ほとんどが中学時代に硬式野球のクラブチームで活躍した選手を入学させ、他の「一般生徒」とは異なる学業カリキュラムで、課外活動であるスポーツに力を入れるという環境を提供していると聞く。

 

そんな中、特にそのような体制をとっていない高校に対し、学業との両立、困難な状況でのスポーツ活動、地域への貢献といった点が評価される21世紀枠の存在には賛否両論がある。

 

僕は「選抜」という特質を夏の選手権との差別化という意味で、21世紀枠の存続に賛成だ。真のチャンピオンシップが夏にあるのだから、選抜はその特質を生かしたものであってよいはずだ。

 

先日、その21世紀枠で出場した膳所高校の試合を観戦に行っていた。

 

僕自身、怠惰でだらしなかった高校生活を送ってしまったが、そんな僕なんかとは違い、日ごろは勉学に励み、そしてこの日は満員のアルプススタンドからクラスメイトやOBの大声援を受け、存分にプレーする選手達が、眩しくてしかたなかった。

 

高校野球はあくまで学生スポーツだ。「目標」は甲子園優勝であっても、「目的」は人間教育に他ならない。勝つための創意工夫、心身の鍛錬、協調性や競争心等。人間が生きていくうえで必要なものを野球を通じて学ぶことだ。

 

膳所高校の選手達のように「データを駆使した野球」という「創意工夫」を、甲子園で実践できたことも、彼ら自身を大きく成長させただろう。そしてそんな試合を見て、何か新たな気付きを得た人もいたことだろう。それが「甲子園」という全国規模の大会を実施する目的の本質だと思う。

 

だから僕は、夏は真のチャンピオンシップの大会、選抜は独自の取り組みも評価される大会として位置づけ、21世紀枠を導入し続けてもらいたいと思う。

 

さて、そんな熱戦繰り広げられている甲子園を離れ、我がタイガースは開幕カードを東京ドームで戦う。

 

タイガースの選手の実績、顔ぶれとしては他球団に引けを取らないが、オープン戦の戦いぶりを鑑みるに不安しかない今年の開幕。一体どうなることやらという気持ちで330日を迎えた。

 

で、3連戦の結果は12敗。

 

芳しくない結果ではあるが、まだ3試合だし一喜一憂するのはやめておくべきだろう。

 

時系列では逆になって申し訳ないが、個人的に残念なのは3戦目。高山選手のチョンボもある程度は織り込み済みだが、やはりノーアウトランナー2,3塁の状況を作ってしまったことと、1アウト後のちょっと不用意な感じのする高めの釣り球を本塁打されたことだ。もうすこし慎重さがあれば勝てた試合だった。

 

2戦目の藤浪投手の変え時に関しては、金本監督も十分わかっている旨のコメントを新聞で読んだ。

 

ベンチもバッテリーも野手も、課題が洗い出された3連戦だ。技術、フィジカルのハード面の問題ではなく、考え方のところなのですぐに修正がきく。火曜日が休みなのもありがたい。もう一度フンドシ締めて横浜へ乗り込もう!!



 

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