2018年3月13日火曜日

2018/3/12 2018年オープン戦開始!


秋に泣き、冬に耐え春に咲く...といった歌とは全く趣は異なるが、2月の春季キャンプを終えると甲子園にも春が訪れた感じがする。今年も3/6~は、いよいよオープン戦が甲子園で行われている。

 

まだまだスタンドに吹く風は冷たく、また平日のオープン戦では一部の座席が解放されず寂しい雰囲気もするが、今年もこうやって球春が訪れたことに幸せを噛みしめる。

 

オープン戦は基本的に自由席であるため、早朝の出勤時にはすでに徹夜で並んでいる虎党も見かける。まだまだ朝晩は冷え込むのに、その気合いの入りようには頭が下がる。

 

昨年のレギュラーシーズンを2位で終え、プレーオフで敗れたタイガース。

 

ドラフトで有望な若手を獲得し、またキャンプではそんな若い選手たちが鍛錬を積み、ベテラン中堅にも尻に火がついたように頑張っている。スポーツ新聞を見ていると、毎年毎年同じように春季キャンプの報道は大きな期待感を持たせてくれる。しかし、いざ開幕してみると、不調だったりケガだったりで、順調にシーズンを過ごす選手は多くはない。

 

だが、今年こそはちょっと違うぞ、と虎党の多くは感じているはずだ。それはやはり、「本物」の雰囲気が漂うロサリオ選手の存在に他ならない。しっかりとした軸になる4番の存在は久しぶりで、2014年のマウロ・ゴメス氏以来ともいえる。だが、その期待を持ったままシーズンに突入するには、オープン戦で結果を残してもらいたい。

 

さて、僕も先日の土日は、長男を伴ってライトスタンドへ訪れた。土曜日は星野前監督の追悼試合だった。2003年、僕は海外赴任中でその熱気を感じることはできなかったが、それでもなお、あの熱気は忘れることができない。ダメ虎、暗黒時代と揶揄されるタイガースを率いてリーグ優勝を遂げた氏の功績はいまさら僕が言及するまでもない。偉大な方が旅立たれたことへの喪失感に包まれた。

 

試合結果は、土曜日の中日戦が引き分け、日曜日の巨人戦が勝利という結果。勝敗よりもその内容というのがオープン戦の本質かもしれないが、僕は11分けという試合を観られたことがよかった。

 

そして、変わらないスタンドの虎党気質に触れられたことも、改めて甲子園のよさを感じさせてくれて嬉しかった。

 

目の前に座ったご夫婦が、長男にお菓子をくれたり、別のお姉さんがバッジをくれたり...また、初対面なのに今シーズンの展望を隣のお兄さんと語り合ったりした。

 

もちろん、タイガースが勝利し、優勝してくれることが一番うれしいのだが、それだけではない。このような虎党気質(=関西人気質)に触れ、また今シーズンを楽しみたいと思った。

 

さあ、あと2週間で開幕だ。藤浪投手、岩貞投手の復調、ロサリオ選手のポテンシャル、ショートとセンターのポジション争いなどオープン戦としての見どころも多い。開幕までも楽しもう!!

 

阪神タイガースランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿